「映画」カテゴリーアーカイブ

小さいおうち

仕事も一残してすっかり落ち着いて参りました。
私はというと、皆さんが無事に終わるのを見届ける仕事、なのでちょっぴり残業ですwなべです。

年明けは映画を見るチャンスが多くて嬉しいなぁ〜っということで、今度は『小さいおうち』を見てきました。
また公開前パンフレットなしです(;一_一
この作品は山田洋次監督作品です。
この人の作品は毎回俳優さんが同じですねw
今回も『山田ファミリー』とでも言えそうな面々が顔を揃えています。

主演は松たか子になるのかな?黒木華かな?
私の感覚では黒木華かなぁ。
妻夫木くんはストーリーテラーかな?

時代をまたぐお話なのでストーリーはなかなか入り組んでいます。
説明しようと思ったけど難しいので公式サイトのあらすじを借用w
『すべては、数冊の大学ノートから始まった。健史(妻夫木くん)の大伯母で先日亡くなったばかりのタキ(倍賞千恵子)が残した自叙伝だ。大学生の健史は、一人暮らしのタキの身の回りの世話に来るたびに、執筆中の原稿を読むことを楽しみにしていた。』
そうそう、そうなんですw
その自叙伝に描かれていたのは昭和初期の日本と、赤い屋根の小さなおうちで暮らす人々と、そこで起こった小さな恋愛事件でした。
そして、タキ伯母さんが背負い続けた秘密とは…というお話です。

感想としてはとても考えさせられることの多い作品でした。
歴史の知識としての時代とそこの場に現実に生きていた庶民との感覚の違いなど、歴史を知識や年表だけで考えていては感じることの出来ない『生活』がそこにはありました。

純真な少女時代のタキさんが胸に秘め続けた秘密の重責は現代にまで続く呪縛となります。
ラストシーンではタキさんは救われたのかな?と、ここでも考えてしまいました。

人によって受け取り方が色々ありそうな作品ですが、そこまで引き込まれてしまうという意味でも名作なのだと思います。

清須会議

今のプロジェクトが『2月中旬でなべ糸冬了』が一応決まりました!
まぁ土壇場で「やっぱもうちょいwww」ってのはありそうですが嬉しいなべです。

この前の週末、いつも通り土日とも休日出勤の予定でしたが、急遽休めることになったので朝映画を見に行ってきました!
まぁその時に視察の偉いさんに急遽休みの連絡が伝わっておらず、空振りさせてしまったのは事故と思って下さいw
見に行った映画は『清須会議』。

戦国好きの私にとってなかなかおもしろいテーマです。
清須会議とは本能寺の変勃発後、明智光秀の討伐を終えた織田家(あえて秀吉とは言わないです)が、今後の織田家の跡目を誰にするか、またどのように組閣・運営されていくかを話し合った会議です。
そこには今の政治と似通った多数派工作や駆け引きが見られ、人間とは昔から派閥争いをしていたんだなぁと考えさせられます。
ただ、今と比べると…なんというのでしょ、あっけらかんとした明るさを感じます。
いや、当人たちはとっても大変だと思うんですがw
秀吉が利家に自分の野望について正面切って大嘘をつくシーンなんかは嫌いではありません。
こうしてみると三谷幸喜って人物観察?設定?がほんとうに上手ですよね。
勝家の愚直さも、あーありそう、ありそうと感じられますw
丹羽長秀の忠節や池田恒興の軽薄さなんかもwww
戦国好きの人には間違いなくオススメできます!
そうでない人もここから興味を持ってくれたら面白いかも、と思わせてくれた映画でした。

かぐや姫の物語

お腹のタプタプ具合が半端無く、安西先生になってきましたσ(^_^;
ダイエットせねば!のなべです。

この3連休、2日休めることになしました♪
嬉しい気持ちで『かぐや姫の物語』を見てきました。
なんとこの映画「今は昔、竹取の翁(おきな)といふ者ありけり」というナレーションから始まりますw
まさに竹取物語、です。
ストーリーは基本的に竹取物語そのままです。
特筆すべきは絵の美しさ、繊細さ、そして表現力の豊かさでしょう。
かぐや姫が喜ぶ顔、恐怖する顔、怒りの顔、どれも真に迫る迫力?表現力?がありました。
私は特に恐怖する顔を見て、自分にもその恐怖が移ってきて、ゾワッとしたのを覚えています。

ストーリー自体は原作と変わらないのですが、その一つ一つをどうやって表現しているかが楽しめる作品だと思います。
そして、逆に竹取物語という作品そのものが持っているテーマや寂しさ、切なさなどを改めて感じることが出来ました。
そういう意味でちょっと変わったアプローチですね。
グイグイ引きこまれてとても楽しむことが出来た作品でしたo(^∀^)o

ゼロ・グラビティ

明日からお仕事ですね~。
あと1週間くらい休んでいたいくらいです、なべです。

おやすみ最後の今日は映画を見に行ってきました!
選んだのはゼロ・グラビティです。
(画像なし)

出演者がなんと2名(サントラ・ブロック、ジョージ・クルーニー)のみ!
他は声の出演のみという変わった作品です。
この作品は原題をgravityといいます。
gravityは地球の引力や重力、Zero gravityで無重力、という意味のようです。
ストーリーはスペースシャトルで作業している所に人工衛星の破片が衝突することから始まります。
無重力下でのその極限状態がもう余すところなく描かれています。
どれくらい描かれているかというと、見ているこっちの呼吸が苦しくなるくらいw

とても関心したのはそのリアリティです。
例えば宇宙空間では一度慣性のついた物体は別の力が働かない限りその動きを続けます。
宇宙空間で人間と人間がく宇宙遊泳して手を握り合うなんて至難の業なのです。
当然物体に近づいても自動でブレーキが掛かるわけ無く基本的には必ず激突します。
そういったシーンが随所にあります。
こういう作品を見ると、宇宙もの、アニメにしても映画にしてもはある程度リアリティは諦めているんでしょうね。
そう、そこまでリアリティがあるということは危険も同じだけリアルと言う事です。
酸素がなくなる恐怖、姿勢の制御ができなくなる恐怖、寒さの恐怖、暑さの恐怖、さらに私が感じたのは『漠然とした恐怖感』でした。
宇宙服が無ければ生きていけない世界。
地上と違い『技術をもって生きる環境を確保』する世界。
作品が終わるまでずーっとそれが続きます。
この映画を見終わった後、深呼吸・ため息をつく人が多いと聞きます。
そんなに原因があるのではと思われます。
そんな中で、一瞬ホッと出来るシーンが有ります。
そのシーンといったら反動があるのか笑みを持って迎えたくなるほどの美しさでした。
このシーンがどの事か伝わるかな?
ストーリーも心理面や背景のみに偏らず、バランスが良いので見ていて安定感を感じました。

率直な感想としてはとても良作と感じました。
もう一度見たいと思うくらいのいいです。
画面に映し出されること以上に何かが伝わってくる作品でした。

真夏の方程式

今朝は大雨で部活は中止だったのですが、その連絡は絶対に当日まで来ないんですよね(ToT)
カーシェアを予約していたりすると当日までヤキモキします(;´∀`) なべです。

今更なのですがガリレオ劇場版『真夏の方程式』を見に行ってきました。
もうロードショーから随分時間も経っていたので1日1回公演、しかも平日という事もありガラガラでした。
EPSON MFP image

ガリレオは、テレビの第1シリーズ、第2シリーズ、映画版1と大ファンな作品。
福山くん演じる湯川准教授の考え方とか表現とかが大好き(笑)
見ていていつもニヤッとしてしまいます。

今回のストーリーは湯川が訪れた南の海から始まります。
そこで起きた事件に巻き込まれていきます。
そこで子供嫌いの湯川(子供が近づくと蕁麻疹が出る)なのに『近づかれても蕁麻疹が出ない』という珍しい子に出会います…。
この少年と一緒の時間を過ごすのですが、そのシーンがとっても素敵に描かれていました。
私にはこの映画のタイトル『真夏の方程式』はこの少年とのキラキラした時間だったのではと思えます。
そしてそのキラキラしていればいるほど、エンディングへ向けた切なさが増していくような感じでした。
中盤、ちょっと中だるみ的な展開もありましたが、全体の謎解きもストーリーもしっかりしていて、原作があるとそういう点は安心して見られるなぁと感じます。
もう見たかった人は皆見ちゃったかと思いますが、もしまだ悩んでいる人にはお勧めです!
見逃した方も是非DVDでご覧ください(^o^)v

少し話は変わりますが、福山くんと言えばカンヌ映画祭審査員特別賞を受賞した『そして父になる』がもうすぐ公開になりますね。
とても楽しみなんだけど、予告編を見ているだけで切なすぎる…。
バスタオル持参で行かないといけないかもしれません(;´∀`)